粘菌観察会(9月7日)を実施しました

こんにちは閑話猿です。

環境省吉野熊野国立公園パートナーシップイベントの「南方熊楠記念館でまなぶ生物多様性」の粘菌観察会を開催しました。

 

9月5日に台風15号が直撃しましたが、幸いなことに雨や風の影響はほとんどありませんでした。そして当日は、講師に和歌山県立自然博物館の川上新一先生と日本変形菌研究会の山東英幸先生をお招きしての観察会でした。そして28名の参加者と変形菌同好会のボランティアの方5名を迎え、番所山公園で粘菌探しをしました。

9月とはいえ、当日は高温高湿となったため、参加者が熱中症にならないか注意しながら実施しました。

今回の観察会で採集できた粘菌は、アオモジホコリ、シロウツボホコリ、変形体など10種類でした。そのなかで、スミレアミホコリが朽木に発生しており、その木の色が保護色のようになり、肉眼ではなかなか見えませんでした。顕微鏡でみると光沢のある紫色の子実体が綺麗でした。

これにて本年度の粘菌観察会は終了となります。また来年も計画していますので、これで興味を持っていただいた方々は是非参加してください。

 

川上先生のみつけた変形体

スミレアミホコリ