特別展の講演会を開催しました

こんにちは閑話猿です。

8月30日に特別展「南方熊楠と鉱物・化石コレクション」の講演会を開催しました。当日ご講演いただいた講師のお名前と題目を次に挙げます。

 

◯石橋 隆氏(当館客員研究員)

「熊楠、青春時代の鉱物化石収集―黒箪笥に眠る知られざるコレクション―」

◯志村真幸氏(慶応義塾大学准教授)

「石の民俗学―燕石と鷲石」

 

石橋氏の講演では、「熊楠日記」と熊楠の鉱物コレクションを照合し、現在残されている資料は、熊楠の日記と紐づけができることを述べられました。そしてこうした鉱物を集めるキーマンとなったのは、「羽山繁太郎」であること、羽山の死を契機として鉱物を積極的に集めなくなることを指摘されました。

 

そして志村氏の講演は、熊楠が石、化石、鉱物にまつわる俗信に関心があり、「燕石考」や「鷲石考」を執筆したことを取り上げました。そしてこうした論考を書いた背景には、若い頃に鉱物を集めた経験が活かされていたことが述べられました。さらに「なぜ「鳥」と「石」が安産や出産に関連するのか?」についても考察されました。

 

講演会の後には、特別展を見ながら講師との交流もありました。

特別展「南方熊楠と鉱物・化石コレクション」は、9月23日(水・祝)までです。9月13日(日)にはギャラリートークもありますので、是非お越しください。