こんにちは閑話猿です。
7月6日に特別展講演会「あらためて知る南方熊楠」を開催しました。当日は多くの方にご来館いただきました。
最初の講演は、松井美香さん(一般社団法人 和歌山県建築士会 常務理事)の「南方熊楠にまつわる建築の話ーふたつの登録有形文化財と寺嶋瓦についてー」で、当館の本館や熊楠が居住していた田辺市の南方邸が登録有形文化財になっていることを紹介し、当館の建築当時のエピソードなどを紹介されました。そして熊楠が県内に見られる「寺嶋瓦」に興味を持っていたこと、その瓦職人(瓦師)の子孫にコンタクトを取っていた書簡などを挙げお話いただきました。これまで熊楠が瓦に興味を持っていたという事は知られていなかったので、熊楠の新たなる興味を示してくれる講演でした。
そして二人目の登壇者田村義也さん(成城大学非常勤講師)の「南方熊楠を読めるということ:原稿・掲載雑誌・単行本」では、熊楠が書いたものがどのような経緯を経て「南方熊楠全集」や出版物で読むことができるのかを、熊楠の自筆資料や、癖のある字で書かれた日記等の自筆資料を提示してお話していただきました。特に7月4日から公開している神奈川大学日本常民文化研究所所蔵の「十二支考直筆原稿」についても触れていただき、資料の意義について解説してくださいました。
お二人のすばらしい御講演で新たな熊楠の一面を知ることができました。
この講演会の様子は、後日南方熊楠記念館のYouTubeチャンネルで公開予定です。
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