番所山の実のなる木

みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。

最近、番所山では、実がなっている木が多いので、それをレポートしたいと思います。

まずは、南方熊楠記念館の本館の前にあるゴモジュ(レンプクソウ科)です。

 ◀ゴモジュ

春に綺麗な白い花を咲かせていたゴモジュも、美味しい実を付けています。

 ◀ゴモジュの実

上の写真で言うと、左下の熟して真っ赤になった実は食べることができます。まあまあ甘くて美味しいです♪^^

 

遊歩道を散歩していると、ところどころ、赤い小さな実が落ちている様子がみられます。これはヤマモモ(ヤマモモ科)です。

 ◀落ちているヤマモモの実

この時期の白浜では、普通に山道を走っていると、本当にたくさんのヤマモモが落ちています。

 ◀ヤマモモの実

これくらいの赤さになっていれば食べることができます。でも、落ちているものは虫がついていることが多いので、注意が必要です。ヤマモモのジャムなどにする際には、必ず塩水(塩気を感じる程度)にしばらく浸してください。虫がついている場合には、出てきます。2~3回、塩水を替えてあげると安心です。ヤマモモのジャムは、本当に美味しいですよね。私もそろそろ仕込まないと!

 

それから、桑の実です。ちょっと時期が遅くなってしまったので、ほとんど実がなくなってしまいましたが、もっと濃い紫色のモノが美味しいですよ。

 ◀クワ(クワ科)の実

 

それから、こちらはイヌビワ(クワ科イチジク属)の実です。出来たてホヤホヤなので まだ食べられませんが、熟して黒くなると食べられるのだそうです。昨冬は勇気がなくて食べられませんでしたが、今年こそチャレンジしてみたいです!

 ◀イヌビワの実

 

それから、イヌビワと似ていますが、これはアコウ(クワ科イチジク属)の実です。枝や幹から直接、実が出てくるので、なんだか怖い感じがします。汗

 ◀アコウの枝

アップにしてみても、やっぱりホラーな感じです。

 ◀アコウの実

アコウの実は小鳥に人気があります。みんな、実に美味しそうに食べるので、この実も今年食べてみたいモノの1つです。「アコウの実は食べられる」と書いてあるものもありますが・・・本当に食べられるのか、ワクワクですね!

植物の詳しい人と一緒に採集し、試食してください。素人判断は危険です。

 

さて、昨日、屋上の掃除をしていたら、屋上でこんな拾いものをしました。

 ◀赤紫色のペリットです

ペリットとは、鳥が消化できずに吐き出したモノです。うちの屋上では、トビのペリットはたくさん拾うのですが、これはヤマモモの種をたくさん含んでいるので、トビではないような気がします。カラスでしょうか?キジバトでしょうか?でもペリットの直径が10mmくらいあるので、やっぱりトビでしょうか???

 

最後におまけで、タイワンフウの実です。

 ◀タイワンフウの実

絵はがきにしてもいいくらいの可愛さですね☆

・・・でも、これはちょっと食べる部分が無さそうですね。^^;