番所山の粘菌の生育状況

みなさん、こんにちは。学術スタッフの中野です。

先日(6/21)の大雨は、すごかったですね!みなさま、大丈夫だったでしょうか?

当日はここも強風と大雨にみまわれ、坂道も濁流と化していました!汗

 ◀雨が吹き荒ぶ玄関前

 ◀大荒れの海

お昼頃には雨が止んだのでよかったですが、避難も考えるほどの大雨でした。そんな中でも来訪したいただいたお客様には本当に感謝です!・・・でも、無理はしないでくださいね。

 

さて、梅雨らしい天気になってきたので、来月の粘菌教室に向けて、本日(6/23)は番所山の粘菌の生育状況を見てまいりました。ちなみに今日は和歌山県立自然博物館の菌類専門の川上新一さんと植物専門の内藤麻子さんが来所されておりました。^^

 ◀内藤さん(左)と川上さん(右)

川上さんが番所山で採集した粘菌を見せてもらいました!

 ◀ヘビヌカホコリ

「こんなん居るんやーーー!」と、ビックリしました!^^;

採集場所は歌碑前の階段横ということだったので、こんなに身近な場所にもいるのかと驚きました!いやーー、専門家には、我々とは違う景色が見えているんですね!

 

番所山には「粘菌の道」という場所があり、年中湿気が残って、日陰で、落ち葉が堆積している場所があります。周辺には大きなハカマカズラが生え、上を見上げれば、そこは木々の葉で覆いつくされています。例年の粘菌教室でも粘菌が発見できる良い場所です。^^  ただ・・・蚊が多いのが難点ですけどね。汗

 ◀ハカマカズラの枝が絡みつく

さて、気を取り直して、地面をよーーーく観察していってみると・・・ あ! 黄色い粘菌っぽいのを発見です!

 ◀シロエノキモジホコリ

 

その近くには、白い柄にグレーの子嚢・・・当館でも展示しているジクホコリに似ています!

 ◀ジクホコリの仲間?

 

・・・と!先日の雨のせいで、しっとりしているのでコウガイビルが散歩していました。^^;

 ◀オオミスジコウガイビル

プーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン。

「あぁーーーーーーーー!もうダメだ!!」

・・・

蚊の襲撃に負けてオフィスに退散してくると、ちょうど、そこには粘菌の偉大な研究者である萩原博光先生がいらっしゃってましたーーーーー!せっかくなので、先ほど見付けた粘菌と思われるモノたちを見てもらいつつ、記念写真を。w

 ◀萩原先生と♪^^

はぁーーーーー、今日はなんて粘菌づいてる日なんでしょうか!!

私もこれからいっぱい勉強して、「○○ホコリだよ」と同定して教えてあげられるようになりたいです!!

 

萩原先生がお帰りになった後に、再び粘菌の道で探してみると・・・

 ◀タマジクホコリ?

 ◀粘菌か?菌類か??

 ◀カタホコリの仲間?

7/9(日)粘菌教室と7/30(日)キノコ粘菌観察会が楽しみですね!

※7/9は満員ですが、7/30は参加者募集中です。

※7/30(日)キノコ粘菌観察会の募集の詳細は、下記を参照ください。

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番所山の生き物を学ぼう!