シランの花:5月1日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。
シランの花をご存知ですか。「そんな花知らん」と言わないで。記念館への門を入るとすぐ紫の蘭がお迎えします。

これは昔の有料道路沿いの空き地で咲いている様子です。


崖の上にも咲いています。白い花も混じっています。シランの花は、ほとんどが紫色ですが白いものもあります。さらにピンクのシランも見かけます。これらは野生でしょうか。シランといえば、野生植物では絶滅危惧種に入っています。でも、白浜では空き地や道路沿いでもよく見かけます。「シランは絶滅危惧種です」というと「なぜ?」という雰囲気です。この辺りでは、昔から庭でも栽培されていて、庭でも普通に見かけます。そして、根だけでなく、種子でも簡単に殖えます。シランの種子は大変細かく、風によって運ばれます。ですから、野生のシランに見えても、栽培したシランがエスケープしたものかも知れません。野生か、エスケープか、いずれにしても、美しい花です。