昭和40年の番所山(3):5月7日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。
3回続けて昭和40年刊の「記念館完成記念久遠の光」誌から紹介しています。本館の螺旋階段の昭和40年の写真を紹介します。

今の螺旋階段を下から見て写しました。今でも美しいです。手摺りは黒く塗られています。残念ながら、この部分は公開されていません。団体様で多目的スペース(研修室)をご利用になる方は、御覧になれるかもしれません。

先頃の紀伊民報誌に螺旋階段を作られた時の苦労話が掲載されていました。コンクリートのための木枠を曲線に仕上げるのに苦労されたようです。もちろん新館は今、斬新なデザインで素敵ですが、本館も当時は斬新だったと思います。

本館正面玄関の今です。左側の大きな木はモチノキ、その横に熊楠ゆかりの安藤ミカンが植えられています。左側の白い壁は新館と本館をつなぐ空中の廊下です。変形体が本館から新館方向へ向かって伸びていくイメージだと思います。
資料を整理していたら「南方熊楠記念館40周年記念誌」というのも見つけました。興味深い内容がありますので、読んだらぼちぼちご紹介します。