ゲットウの花:7月7日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。今日は七夕ですが、空模様は大荒れです。四国中国関西に居座っている雨雲による豪雨でこれ以上の被害がでませんように、祈るような気持ちです。記念館では、雷注意報のため、屋上は閉鎖です。夕方から豪雨と雷でたいへんでした。交通機関のトラブルの影響でしょうか、お客様は、少なめです。
月桃(ゲットウ)Alpinia zerumberの花があちこちで咲いています。蝋細工のようなつやつやした花、是非近づいて見てください。ショウガやミョウガの仲間のショウガ科なので、全草に香りがあります。甘い香りです。花は香料に、葉は蒸し料理に、沖縄では重宝される植物です。記念館周辺は、ゲットウにとって気候条件が良かったのか、あちこちで咲いています。こんなにあちこちに植えたはずはないので、この50年ほどの間に、自然に拡がったのだと思います。実を鳥が好んで食べ、散布しているようです。でも、あんまり拡がると、在来の植物相に影響がでるような気がします。本来ならダンチクが生えるようなところにゲットウが生えていることもあります。京大の道沿いのサマーハウス周辺まで見られます。私たちが知らない間に、侵略的に拡がっているのでは、と心配します。ゲットウの綺麗な花には、トゲはないのですが、かなり強烈なしたたかさを感じます。