駐車場から玄関までの植物:7月9日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。豪雨被害に遭われている方、お見舞い申し上げます。例年なら紀伊半島上空にかかる前線が、すこし西にずれたような感じです。こちらはいまのところ普段どおりです。
雨が続いていますが、駐車場から玄関まで来る間に、植物も夏模様になっています。駐車場のトイレ前から再会の鐘の方向に、白い花がたくさん落ちていました。見上げるとフジのような葉があり、白い花が見えます。ナツフジ(Wisteria japonica)です。フジやヤマフジは春の植物で、もう少し大きな紫の花ですが、ナツフジはドヨウフジ(土用藤)の別名のように、夏の植物です。つる植物で、マメ科特有の花の形です。

モッコク(Ternstroemia gymnanthera)の花が咲き始めました。丁字のような形で、丸くて、うつむき加減に咲く独特の花です。

トベラの実や、モチノキの実も大きくなってきました。

イヌビワ(Ficus electa)の実です。アコウやイチジクの仲間です。学名のelectaは、直立するという意味です。イチジクは無花果といい、花とは見えない実の内側で、受精して実がなりますが、実の形はよく似ています。綿毛のようなカイガラムシが大発生して、トベラやイヌビワの実の周辺にもいっぱい付いています。