安藤みかんにモンキアゲハの幼虫:7月28日

皆さん、こんにちは。記念館の「チョボいち」です。
逆走台風12号が近づいています。本日は暴風警報発表のため、16時にて閉館となりました。台風の時は、海沿いの道路に大波が被り、危ないそうです。明日、警報解除後、いつ開館できるのかわかりません。
こんな酷暑のなか、本館前に植えられている安藤みかんは、大きな葉を広げています。熊楠邸の安藤みかんの木には、グレープフルーツのような実がなり、熊楠はそのフレッシュジュースを飲むのがお気に入りだったそうです。カイガラムシを駆除したり、肥料や水をやったり、本館スタッフの世話がこの安藤みかんの苗に合っているのかもしれません。先頃、モンキアゲハPapilio helenus nicconicolensが来ていました。その幼虫がいました。齢の違うものが3種類。つまり、3回以上産卵したということです。一番大きいのは3匹もいました。カマキリもいます。バッタの仲間の若いものや、アオバハゴロモGeisha distinctissimaもいます。アオバハゴロモの属名はゲイシャなんですね。翅は淡い緑色で美しいですが、柑橘類には害になります。すぐ脇のモチノキの根元には、ベンケイガニ2匹が穴をあけて棲んでいます。卵を持っていないし、満月も過ぎたので、海へ行かなかった個体なのでしょう。


安藤みかんの枝から葉の上へ置きました。

別の枝ではcaterpillarの行進です。
体をつつくと、角と独特の臭いを出します。 鳥の糞に似た若い幼虫です。糞をしています。

カマキリ

バッタの仲間の幼虫とアオバハゴロモ

ベンケイガニ

モチノキの根元の穴にいるベンケイガニ