西宮市貝類館で熊楠貝類コレクション展11月20日まで:10月23日(月)

皆さん、こんにちは。南方熊楠記念館の「チョボいち」です。
以前本館の特別展で南方熊楠の貝類標本を展示しましたが、西宮市貝類館でも特別展で熊楠の貝類コレクションの展示が始まっています。10月18日(木)から11月20日(火)まで、第20回特別展 南方熊楠貝類コレクション展ー南海の偉人 熊楠と貝との出逢いーです。貝の専門家によって同定され、熊楠の貝類コレクションの全容があきらかになりました。また、今回、熊楠の書き写した「動物綱目」という写本が展示されています。この特別展がきっかけとなって、この写本は大変貴重なものであることが分かってきました。ホネガイやオオイトカケガイの図を御覧になってください。ホネガイは「麒麟介」と和名が書かれています。なかなかいいネーミングですよね。どこへ行っても、いろんな生物の採集を行っていた熊楠は、海外でも、那智でも、田辺でも貝を採集しています。田辺のかつての美しい砂浜が思い浮かぶような、キネズミガイの標本もあります。ぜひ、西宮市貝類館で熊楠の貝類の標本を御覧ください。詳しくはこちらを御覧下さい。
また、10月27日(土)貝類館セミナーで13:30から14:00まで学芸員の高田良二さんの~「南方熊楠」展によせて~と、14:00から15:00まで南方熊楠記念館評議員・日本貝類学会名誉会員 湊宏先生の~南方熊楠と貝類標本~の講演があります。申込不要ですので、ぜひお出かけ下さい。詳しくはこちらを御覧ください。