アイゴと無農薬柑橘:10月30日(火)

皆さん、こんにちは。南方熊楠記念館の「チョボいち」です。
記念館の渡り廊下から見える磯は、良い釣り場です。塔島、コイサンバ、ニュウドウ、オオグソなどの名前がついた磯があります。釣れるのはグレ、チヌ、アイゴなどだそうです。グレ、チヌはよく聞く名前ですが、アイゴは観光に来られた方には珍しいのではないでしょうか。アイゴは、アイまたはバリコとも言います。子供達が突堤で釣って遊んだりしますが、背びれ、胸びれ、腹びれの先に鋭い毒棘があるので、釣り針からはずす時には刺さらないように気をつけなければいけません。このへんのスーパーマーケットの食品売り場では、アイゴの開き(一夜干し)をよく見かけます。干物なので、炙って食べますが、独特の臭いがあり、好き嫌いが分かれます。味は濃いめで、旨みは強いです。白浜の居酒屋でも、アイゴの炙りを出しているところもあります。炙りたてが、熱燗に合うと思います。食べるときには鋭い棘にも気をつけなければいけないので、「大人の通の干物」という感じです。


アイの開き一夜干し 掌くらいの大きさで、一枚100円でした。

柑橘 無農薬の青いレモン、ゆず、スダチ 地産地消の市場などで入手できます。

アイゴの臭い消しにはぜひ、このへんの柑橘を一絞りして、お試し下さい。レモン、スダチ、ゆず、時にはライムも出回っています。この辺の柑橘には、無農薬栽培で、スライスした果皮が飲み物に漬かっても安全なものもあります。お土産に、新鮮な青いライムやレモンなどの実を、梅酒や梅ジュースに添えて、いかがですか。