クロツグの実とヒメノウゼンカズラの花:1月14日(祝)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
お昼のお散歩で、門のところにあるヤシに実が付いているのをみつけました。クロツグArenga ryukyuensisです。ポケモンのキャラクターにもクロツグがいるそうですが。石垣島や西表島で、野生の「クロツグ」が実をつけているのを見たことがあります。番所山のクロツグは、植物園だった頃に栽培されていた名残だと思いますが、白浜でも実がつくのですね。昔は実の小さいものを「コミノクロツグ」と言って区別していましたが、今はまとめて「クロツグ」になっています。実際、付いている実の大きさは大きいのは直径2cm以上、小さいのは1cm以下のもあり、様々です。美味しそうに見えますが、果皮に刺激があるそうなので、お勧めできません。

記念館の門の近くでブーゲンビレアがまだピンクの花をつけています。昨日は霜も降りたのですが。また、京大水族館の門でヒメノウゼンカズラ(テコマリア)学名Tecomaria capensis  英名Cape honeysuckleが赤い花をつけています。ヒメノウゼンカズラは南アフリカ原産の半つる性低木です。暦では寒なのに・・・・。やはり白浜は南国です。


ヒメノウゼンカズラの花。小さなシジミチョウが2匹飛んでいました。別種の「ノウゼンカズラ」は、アゲハチョウが似合う日本の真夏の植物です。