ウミケムシChloeia flava Pallas漂着:3月3日(日)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
北浜でビーチコーミングを楽しんでいます。フジツボの脱け殻に混じってウミケムシが漂着していました。死んでいたので、持ち帰って標本にしました。体中、ブラシのような毛が生えています。まさに剛毛です。白くて長く、先端はノコギリの刃のようになっています。刺すことがあるそうなので、素手では触らないほうがよいでしょう。

図鑑によると、夕方に泳ぐそうです。昨日夕方は波が荒かったので、漂着してしまったのでしょう。8cmほどになるということなので、これは小さいほうです。環形動物の仲間です。環形動物とは、イソメ、ゴカイ、ユムシ、ヤマビル、ミミズの仲間ですが、あまり馴染みのないグループの生き物なので、ゾワッとします。