海の日とイヌビワの花:7月15日(祝)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
今日は海の日です。江津良の海水浴場に、監視員さんのテントがあって、親子連れの海水浴のお客さんを見かけました。
このあたりの駐車場は1日1000円が多いです。トイレもあります。白良浜のような賑わいはありませんが、ぜひ水中めがねかゴーグルで、ちょっとした岩場にいるコバルトブルーや黄色に熱帯の小魚や、ソフトコーラルなどの綺麗な生き物を見てください。タコやウツボが岩陰にいることもあります。すぐ近くでダイビングをしている人もたくさんいますがスノーケリングでも楽しいところです。親子連れ、カップルにオススメです。北浜や臨海浦海水浴場は自然の好きな方には、ちょっとした穴場です。テーブル形のサンゴもすぐ近くで見えます。天然橋や塔島などの風景も必見です。江津良、臨海浦の海水浴場をオススメしたいです。

今日はお客様から、この実なに?と質問があったので、お答えします。イヌビワの花です。ビワという名前ですが、どちらかというとイチジクの仲間です。イチジクのように葉や実から白い汁がでます。イチジクを「無花果」と書きますが、この実のようなものが花嚢で、雌株の花嚢中に雌花があります。雄株の花嚢には翅の無い雄のイヌビワコバチがいて、オスに逢いにきた翅のあるメスのイヌビワコバチが花嚢の雌花の柱頭に花粉を運びます。雄のイヌビワコバチは雄株の花嚢から出ることはないそうです。冬、雄株の花嚢の中で、イチジクコバチの幼虫は越冬します。イヌビワはイチジクコバチに受粉を頼っています。8月から9月に赤紫色に熟してくると、甘いのでアリなどの他の虫も入っていることがあります。食べるときにはご注意ください。