ハマユウの実とネコノシタの花:7月22日(月)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
いよいよ夏休みにはいりました。梅雨明けはまだですが、アブラゼミの鳴き声、夏です。臨海浦海水浴場や江津良海水浴場にも楽しそうな声が響いています。子どもさんと一緒にご家族でのご来館が多くなりました。京大水族館の前にはハマユウが咲きそろっていますが、良く見ると大きなつやつやした実がなっています。重くて地面についているのもあります。もう少し熟すると落ちて、台風の時など、海水がやってきたときに運ばれて別天地で発芽できます。種子には海水に浮き、海水が浸み込まずに運ばれる仕組みがあります。夏休みに海岸の植物の生活のしかたを研究するのも面白いかもしれません。大きなアコウの木が葉を広げています。この木は昨年、台風で痛めつけられたので花はついていません。木の根元に、ネコノシタという植物が花をつけています。葉を触ってみてください。猫の舌のようにざらざらしています。

ハマユウ浜木綿(別名ハマオモト浜万年青)の実     ネコノシタ(猫の舌)の花