南方熊楠記念館2019企画展　南方熊楠記念館･本館　国登録有形文化財登録記念展　~歴史的建造物遺産を守ろう~　始まりました。
本館は昭和40年に竣工して、54年経ちました。和歌山県内の戦後の国登録有形文化財として登録されたのは初めてです。また、白浜町内の登録有形文化財としても最初の建造物となります。本館が登録されたことを記念して、企画展を開催しています。
有形文化財は歴史的な価値があるので保存することはもちろんですが、現代生活で活用されることも目指しています。本館は耐震工事も終了し、企画展や講演会などを開催することができる施設として、今後も有効に活用していきたいと考えています。
本館の設計者野生司義章氏は、都市計画や公官庁、住宅、学校などの建築設計で、主に関東で活躍されました。大規模なニュータウンや駅前再開発など多くの業績を残されています。その建築に対する考えや、作品をパネルで紹介しています。また、県内の92の有形文化財（建築物）も写真で紹介しています。有形文化財には和歌山県庁舎も登録されています。江戸時代の民家や明治の豪商の邸宅もあります。葛城館は、「千と千尋の神隠し」に登場するような建物です。ひとつひとつ御覧いただけば、楽しい発見があると思います。これを機に県内の文化財を訪ねて小旅行はいかがですか。ぜひ企画展をごらんください。詳しくはこちら文化財登録展を御覧下さい。

野生司氏のコーナ-

国登録有形文化財