紀伊国名所図會入手:1月6日(月)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
「紀伊名所図会」は寛政12(1800)年から全18巻に40余年かけて編纂されたものです。挿絵が素晴らしく、名所ガイドブックとしてだけでなく、江戸時代後期の風景や風俗を知る上で大切な資料です。昭和16年に出版された「紀伊国名所図会」全三巻をもとにして、昭和53年に編集された全七巻を購入しました。江戸時代紀州の名所案内ですが、大変興味深いものです。いつか企画展でご紹介したいと思います。番所山は江戸時代、島のように描かれています。干潮時は砂州としてつながっていて、満潮時は海面下になったのでしょうか。

紀伊国名所図会

平草原から見た風景で、下の二枚につながります

右に塔島と眼鏡岩(円月島)があります

左中央に権現崎、番所山は島のようです。