安藤蜜柑蕾:3月23日(月)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
朝でも17℃と暖かくなってきました。本館前の安藤蜜柑に蕾がついています。植えてから3年目、はじめて花芽がつきました。肥料をやって、カイガラムシ退治をしました。今年こそ、花が咲いて、実がなってほしいものです。熊楠自慢のグレープフルーツを凌ぐという安藤ミカンの実、なるのが楽しみです。

御製碑前のソメイヨシノは未だですが、番所山のヤマザクラは満開、オオシマザクラも咲き始めました。
ヤマザクラは野生の桜で、森の中のギャップ(明るくなったところ)にすばやく芽をだして育ち、花を咲かせます。そして、周りが暗くなると枯れていきます。陽樹と呼んでいます。荒れ地に華を咲かせる素敵な樹です。オオシマザクラは葉を塩漬けにして桜餅の材料に使います。花は白くて大きく、海岸でもよく育ちます。濃い紫色の実がなって、鳥が運ぶので道路脇の崖など意外なところに生えていたりします。山桜のえんじ色、ソメイヨシノのピンク、オオシマザクラの白と三色染め分けの桜が見られるのは、今週末くらいでしょうか。