ハカマカズラとキキョウの苗作り:4月30日 (木)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。ハカマカズラとキキョウの苗を作っています。
数十年前、館長が江須崎で拾ったハカマカズラの種子を庭に植えたら、大きな株になり、昨年もたくさんの種子をつけたそうです。それをいただきました。ハカマカズラの種子には、黒潮で運ばれても吸水しないように硬い殻があり、そのまま植えてもなかなか芽がでません。そこで、剪定ばさみで少し傷を入れて、水につけて膨らんだものを蒔き、バックヤードで苗作りを始めました。番所山を愛する会では、令和2年度の花博記念協会助成金を戴いて番所山の駐車場横の裸地を緑化する予定です。土壌改良が終わった頃に、熊楠ゆかりのハカマカズラの苗を植えたいと思っています。この場所はかつては桔梗平と呼ばれた所なので、キキョウの苗も植えたいと思っています。冬にキキョウの種子を蒔きましたが、先頃アナグマにひっくり返されて、すこししか苗はできていませんが、できた苗は大切に育てて、緑化計画が上手くいくように準備をしています。

ハカマカズラの種子。傷を付けて、水につけると3倍くらいにふくれます。それを植えると発芽します。写真右下の種子は植え頃です。

ハカマカズラの種子を蒔きました。トベラ、ツワブキ、マサキなども発芽しています
芽が出たところを掘り返されてしまったので、少なくなりましたが、キキョウの発芽苗です。動物にいたずらされないよう籠をかぶせました。