虫干し:7月29日(水)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
朝からアブラゼミの大合唱です。少し湿度は高いのですが、おひさまが出ているので、事務室の家具の虫干しをしました。土用干しです。ウィキペディアによると、夏の土用は立秋前の18日間。土用は土公神という土の神様が支配する期間とされ、土の気が盛んになるので、土を掘ったり殺生をしたりするのが忌まれたそうです。蒸せる季節なので、土を掘れば植物や土壌生物にダメージが大きいですし、作業をする人間も熱中症になりそうでよくありません。昔の人の知恵だと思います。でも、18日間も作業ができないのは不便なので、土用の間日というのがあるそうです。土公神は卯、辰、申の日には文殊菩薩に呼ばれて地上を去るので、土用のなかでもこれらの日は、作業をするのは可能だそうです。昨日が土用の間日にあたるのですが、土はいじらないので、本日、虫干しをしました。今年は雨が長かったので、カビとの戦いが壮絶でした。これでケリをつけたいです。作業を見守るように、モンキアゲハの幼虫が蛹になる場所を探しに安藤蜜柑から移動してきました。芋虫がコンクリートの上で干物にならないように、保護しました。蝶になるのをみととどけたいです。

家具の虫干し

干物になりそうな芋虫