粘菌「ナミウチツノホコリ」の子実体あります:8月9日(日)

皆さんこんにちは。立秋を過ぎたのに、暑いですね。
館長が、ナミウチツノホコリの子実体を見つけました。ぜひ実物を御覧下さい。記念館へ登ってくる坂道の途中にネズミのチェーンソーアートがあります。その足元です。透明な変形体が、純白の子実体に変身しつつあります。明日には、胞子を飛ばせるように、変身が完了すると思います。近くには、ハカマカズラの落ち葉にホネホコリがありました。暑くて湿度が高い今、粘菌のシーズンです。他にもないか、探してみて下さい。この近くの落ち葉で白い柄に紺色の地にラメが輝く丸いこん棒のようなものがついた「ジクホコリ」が毎年発生します。頭が丸い「マリジクホコリ」もあると思います。ジクホコリを探すためには、蚊が多いので、蚊避けスプレーがあったほうがいいです。

ツノホコリの仲間は、外側に胞子をつけるので、変形菌のなかでも別のグループにまとめられています。比較的よく見られるグループですが、これが見られたら、他の変形菌も出ているという指標になります。ルーペで見ると、純白の樹林のようで美しいです。