時代の違い

こんにちは閑話猿です。

常設展示されている「研究用具類写生セット」の中にプレパラートなどが入った金属ケースがあります。普段は「金属のケースだなぁ」と思って見ていましたが、これはタバコの箱を流用して使っているものだと気づきました。

フタを閉じてみると「CRAVEN“A”」「CIGARETTES」の文字がありました。

さらに内フタには、成熟したタバコであることの他に、「WILL NOT AFFECT YOUR THROAT(あたなの喉に影響はありません)」との文字があります。これはむしろ現在と全くの逆で「タバコには健康被害が云々」とあるものです。時代が変わるとこうした逆転現象がおきているのも面白いですね。時折ブラブラと歩いていると古い看板に「ご贈答にはタバコ」と見かけることもあります。

タバコのケースのように流用して使用されたものが遺されているのは良いですね。