神島への渡航

こんにちは閑話猿です。

5月1日に南方熊楠顕彰館で南方熊楠賞を受賞された山極先生を神島にご案内する機会がありました。通常は上陸を禁止されていますが、今回は特別に田辺市教育委員会の許可を得ての上陸となります。非常に特別な機会のため当館にもお声がけいただき、同行させていただきました。

田辺市の漁港から船を出してもらって、神島を目指しました。乗船時間は7,8分ほどでおやまに到着しました。普段番所山から見ている神島の反対側から上陸となります。

到着した浜には熊楠が昭和天皇が行幸された翌年の昭和5年に建立した石碑「一枝もこころして吹け沖つ風 わが天皇(すめらぎ)のめてましし森ぞ」があります。この碑の後ろにはハカマカズラが繁り、種もたくさん落ちていました。

また昭和10年に天然記念物に指定された際の碑もあります。熊楠は昭和9年に神島の天然記念物申請書を持ち、12月25日に藤岡長和知事に面談しています。神島の様子は引き続き掲載していきます。

いざ田辺湾へ おやまの北側 こやま
おやまからこやまを見る 熊楠の和歌が刻まれた碑

碑の裏面

天然記念物の碑 ハカマカズラが覆っている ハカマカズラの葉