王子駅付近にて

こんにちは閑話猿です。

この夏上京した際の話題です。JR王子駅は大河ドラマの影響で渋沢栄一色になっていました。

渋沢資料館もあるので必然的にそうなりますね。

熊楠も明治18年(1885)にこの王子製紙附近に来ています。それは『南方熊楠日記』に以下のように記されています。

 

2月15日 [日] 晴

朝7時半より山林学校に趣き、松下、野尻2氏に面す。王子製紙工場を見、近傍丘陵を歩行す。

 

おそらく熊楠は現在王子駅のサンスクエア辺りを歩いています。王子製紙は渋沢栄一が中心となり、水質・水運で利のある王子村に製紙工場を作りました。

熊楠の日記にある「近傍丘陵」とは親水公園もしくは飛鳥山のことでしょうか。

JR王子駅は明治16年(1883)に開業しているため熊楠も見ているはずですが、日記にその名前は登場しません。

洋紙発祥之地の碑

このようなパネルは以前はなかった

渋沢栄一に関係するパネル