縁起が良い悪い

こんにちは閑話猿です。

番所山の南天があかく実っています。

以前にも当ブログで紹介もしましたが、南天は「ナンテン」で「難を転じる」とされますが、これを禁忌とする所もあります。

例えば神田明神の氏子は、庭に南天を植えず、南天の箸を使わなかったそうです。

これは平将門を討った俵藤太が成田山新勝寺に戦勝の祈願をし、将門の一命を落とした矢が南天の枝で作られた新勝寺の御神矢だったと云う伝承によるものです。同じ理由で千葉県市川市大野でも南天を忌む習俗があります。

 

八條忠基『有職植物図鑑』(平凡社)によると、南天は鎌倉時代に日宋貿易で渡来した植物とあります。そのため、それ以前は日本になかった植物です。

だからといって、南天と将門に関わる伝承や禁忌を断じるだけでなく、なぜこうした伝承や禁忌が生まれたのか、その背景を調べると面白いと思います。

南天の枝で作った弓矢は植物よりも先に伝来していたかもしれません。