クロシマスゲと呼べばよい

こんにちは閑話猿です。

特別展「南方熊楠と牧野富太郎-ふたりの事ども-」も好評をいただいております。朝ドラの展開を見るに本当に9月末に終わるのか?という疑問がでてきます。どのように展開するのか、そこもチェックしていきたいと思います。

さて、特別展で展示されている「キノクニスゲ」の紹介です。こちらの植物は番所山にも植栽されており、リュウビンタイの近くにあります。

このキノクニスゲの和名をつけたのは、牧野富太郎です。「紀州植物に触れてみる」(牧野富太郎『植物記』)においては、キノクニスゲ(Carex matsumurae Franch.)の命名について書いてあり、「私(牧野)の付けたものです。」とあります。しかし、牧野は「1877(明治10)年に東京博物局が紀州大島辺で採集したことから、「クロシマスゲ(九竜島スゲ)」の名がすでについていた。そのため、富太郎は「今後は最旧の名で呼んだらいいでしょう」と書いている。」

このように牧野は述べていますが、2015年に30年ぶりの改訂された『改訂新版 日本の野生植物』(平凡社)には「キノクニスゲ」の名前で出ています。牧野の影響力を感じさせますね。