特別展「南方熊楠と関東大震災」令和5年10月29日~

特別展「南方熊楠と関東大震災」令和5年10月29日~

2023年は1923(大正12)年に関東大震災が発生してから、100年の節目の年。
本展示では、関東大震災の写真資料の他、熊楠が地震の知らせを受けた書簡などを展示し、さらに震災によって熊楠がどのような影響を受けたのかについて展示します。

展示品の一例

協力機関:我孫子市杉村楚人冠記念館、江戸東京博物館、大磯町郷土資料館、国立国会図書館(東京館・関西館)、東京都立図書館、東芝未来科学館、博物館明治村、舞鶴市立赤れんが博物館、南方熊楠顕彰館、和歌山県立図書館

特別展 開催期間等

令和5年(2023年)10月29日(日)~令和6年(2024年)1月28日(日)
※休館日:木曜日(11月23日(祝)は開館)、12月29日~1月1日
※南方熊楠記念館 入館料のみでご覧いただけます。
■入館料 大人(高校生以上) 600円  小・中学生300円  幼児無料
■開館時間 9:00~17:00 (入場は16:30迄)

特別展シンポジウム ※終了しました

「南方熊楠と関東大震災」をテーマに、特別展シンポジウムを開催します。
■日時:令和5年(2023年)12月17日(日)午後1時30分~午後3時30分
■講師
松居 竜五 氏(龍谷大学教授/南方熊楠顕彰館館長)
沓沢 博行 氏(東京都江戸東京博物館学芸員)
■場所 南方熊楠記念館 本館多目的室
定員30名、要予約となります。
お申し込みは10月29日より開始となります。
シンポジウム内容、ご予約等くわしくは、「特別展シンポジウム」のページをご覧ください。

特別展ギャラリートーク ※終了しました

当館学芸員による特別展の展示解説を行います。
■開催日
令和5年(2023年)
11月5日(日)・11月26日(日)・12月10日(日)

令和6年(2024年)
1月14日(日)

■時間:午後2時から20分程度
■場所 南方熊楠記念館 本館特別展会場
入館料のみで参加できます。(申し込み不要)


展示概要

展示の様子1 展示の様子2
展示の様子3 展示の様子4

展示の概要(一部)

■熊楠が見た明治の東京
熊楠が東京大学予備門に在籍した頃の東京を、写真や浮世絵で紹介しています。

■写真で見る関東大震災
震災の惨状の写真や、熊楠の研究を支援していた人たちとの書簡を展示しています。
原文の一部を書き起こしたパネルも添えていますので、心配する熊楠と緊迫した現地の様子が読み取れます。

小畔四郎宛熊楠書簡 1923.9.14
(南方熊楠顕彰館蔵)東京在住で研究を援助していたひとり、小畔四郎宛の書簡。
震災発生後に郵便や電報も送れないなど、東京の状況がわからず混乱している熊楠の様子が伺えます。9月13日、同じく東京在住の上松蓊からの郵便が届き惨状を知ったことなどが書かれています。

■震災と「十二支考」
雑誌「太陽」に寄稿していた論文「十二支考」は、関東大震災ののちに編集方針が変更され、掲載が終了してしまいました。掲載されていた当時の「太陽」を展示しています。

■南葵文庫
粘菌の展示会を考えていた、麻布の徳川頼倫邸にあった私設図書館「南葵文庫」。
震災で東京帝国大学図書館が焼失したことで、南葵文庫の蔵書約10万冊がすべて寄贈されました。

■牧野富太郎の随筆
NHKの朝ドラでも紹介されたとおり、熊楠と交流のあった牧野富太郎は震災を体験しました。
震災について記載した随筆や、「南葵」について少し辛口に考察した随筆を展示しています。

■孫文からの支援
中国には震災発生がいちはやく伝えられ、熊楠と交流のあった孫文も復興支援を行いました。


特別展チラシPDF

チラシ表チラシ裏
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