キノコの季節か?

こんにちは閑話猿です。

番所山各所にキノコがでています。有毒無毒の見分けがつかないので、観察だけに留めておきます。

次回特別展の準備で小畔四郎に宛てた熊楠の書簡を読んでいると、大正12年10月26日に菌類研究者の「米国ロイド氏」へサルノコシカケなどを送ったほうが良いとアドバイスをしています。

米国ロイド氏(シンシナチ市の大富豪にて小生同様自学の人なり。此人菌学図書館と菌学博物館を立て、世界中より標品を集め、年に四五回自著を出板し、標本多く送りしものに只匁めでくれる。毎度菌学の為に欧洲を周遊す)より小生に自著八十冊斗り送り来れり。(中略)貴下今後右様の革、木、木詮質の菌類を取るるときはせめて(一つ二つは面倒がり又失はれたりする故)五十品ほどづつ此人へ直送されては如何。もし左様なさるるなら小生は丁寧に紹介状をかき貴下迄送り置くべく候。

これはアメリカ・オハイオ州シンシナティの菌類学者C.G.Lloyd(カーティス・ゲイツ・ロイド)のことのようです。熊楠が述べるように同州にLloyd Library and Museum(ロイド図書館と博物館)があります。はたして小畔はロイドのもとへ菌類を送ったのか、読み進めていきます。

 

参考:南方熊楠・小畔四郎往復書簡(三)[大正十一年~大正十二年] 南方熊楠顕彰館 2010年10月発行