バナナの花

こんにちは閑話猿です。

番所山公園内にはメタセコイヤの木の近くにバナナがあります。以前は実がなっていたそうですが、最近はここ2~3年はなっているのを見たことがありません。

しかし、今年になってこのバナナの株からクチバシのようなものが出ているのを見つけました。これはバナナの花、通称「バナナハート」と呼ばれるもののようで、この中にたくさんの花が入っているそうです。さらに東南アジアなどでは食用として流通することもあるとか。

昔、タイの農村で行われるお祭り調査に連れて行ってもらった際に、村の女性が炊事場でバナナの丸太のような茎を細切れにしているのを見ました。夕食の時間も近かったので、村で出される料理のひとつかと思い「これ美味しいの?」と聞いてみると、苦笑いされたことがあります。何か言われたようですが、聞き取りができないため、そのまま作業を見ていました。しばらくして、バナナの茎が細切れにされたものが、豚の餌として与えられたことで、女性が「人間用じゃないよ」という意味のことを言っていたのだと感じました。何も知らないと豚の餌作りさえ、人間用の料理かと思ってしまうものです。

さて、このバナナの花はこの先どのようになっていくのでしょうか。