イセハナビの開花

こんにちは閑話猿です。

新館横のプランターでイセハナビ(伊勢花火)が開花しました。薄紫色の小さな花がまるで花火のように見えます。

上富田町岩田出身の画家稲田米花が描いた熊楠の大絵が当館本館に展示されています。これは熊楠が南方邸で座した写真を基にこの絵を描いています。そして傍らにはイセハナビがあります。オリジナルの写真ではなかったイセハナビを米花は書き足しています。それは熊楠がセンダンや藤といった紫色の花が好きで、臨終時にも天井に紫の花が咲いている幻を見ていたことに由来するのでしょう。