こんにちは閑話猿です。
前回イタモジホコリにシロタマゴテングタケとツキヨタケを与えてみましたが、芳しい成果は挙げられませんでした。
今回改めてこの2種の毒キノコをイタモジホコリに与えました。今回は毒キノコだけではなく、イタモジホコリの食いつきが良いケガワタケも一緒に入れています。毒キノコに取り付かない場合、ケガワタケへ逃げることもできます。
最初に7時間ほどタイムラプス撮影しました。シロタマゴテングタケを入れた方は、2方向に別れ、一報は毒キノコの近くまで変形体が行きますが、取り付きません。
ツキヨタケの方は早々に変形体が取り付いたように見えますが、覆い尽くすこともなく、そのまま停止してしまいました。このことから、イタモジホコリは毒を持つキノコだと早々に気づいているようです。
その後、オートミールを与え一晩中撮影してみました。2つのシャーレとも毒キノコを無視していることがわかります。追加で入れたケガワタケにとても良く取り付いています。
結局のところ、イタモジホコリは2つのキノコに毒があることに気づいています。それはキノコの破片から毒の成分がでており、それを察知しているのでしょうか。単細胞生物だからというのは、イタモジホコリに失礼かもしれませんが、すごい能力ですね。
10月21日「毒キノコとイタモジホコリ」
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