特別展「文化財・地域コミュニティを守ろう」展開催4月21(日)まで

南方熊楠記念館本館2階で特別展「文化財・地域コミュニティを守ろう」展を1月25日(金)から4月21日(日)まで開催しています。詳しくは文化財・地域コミュニティを守ろう!ちらし原稿を御覧下さい。展示内容は
1 仏像を盗難被害から守ろう
実際に盗難被害にあった仏像・仏具7点を県立博物館のご協力で展示しています。これらの仏像・仏具は持ち主に無事戻って欲しいので、お心当たりのある方は、情報をお寄せ下さい。
また、熊野古道のシンボル牛馬童子像の一部が盗難被害にあい、補修され、その後被害にあった部分が戻ったという事例があります。今回、その牛馬童子像のレプリカを展示しています。また、和歌山県立和歌山工業高校の生徒が3Dプリンターで、さわれる仏像を製作しています。展示では、地域コミュニティのシンボルである仏像が高校生の活動によって守られた実例を紹介しています。
2 和歌山県内の登録有形文化財(建造物)
国に登録された有形文化財74点の写真を紹介しています。身近なところにあっても、意識していなかった建造物もあると思います。今回の展示をきっかけにして、文化財に関心を持っていただければ幸いです。関心を持つことが文化財を守ることにつながります。
3 和歌浦の古写真
平成29年度日本遺産に「絶景の宝庫和歌の浦」が認定されました。熊楠も見た和歌の浦の様子を、和歌山市立博物館のご協力で、紹介しています。夏目漱石の「行人」にも「和歌の浦」は登場します。和歌の浦に水族館があったり、修学旅行生で賑わった様子など、貴重な古写真です。是非御覧いただき、和歌の浦の魅力を感じて下さい。