棒杭と立春の海:2月5日(火)

皆さんこんにちは。南方熊楠記念館のチョボいちです。
午後1時30分、気温は16℃です。立春を過ぎて、風も無く、快晴、磯には緑藻が生え、海の表情も春らしくなってきました。権現崎方面へ往復40分間のお散歩に行ってきました。途中、大きなバイクでツーリングの年配の方、サイクリングの若者、磯で並んで座って語らうカップル、ドライブ中の家族連れ、海外からの家族連れの方、磯釣りをしている人にも会いました。みなさん白浜の春を楽しんでおられます。のんびり気分転換にいらっしゃいませんか。
ところで、海の中に「棒杭」があるのをご存知ですか。元田辺高校教諭鈴木昌氏の「ふるさと紀南のすぐれた地質環境とかかわって」という冊子の中に詳しく書かれています。「棒杭は白良浜の過去について語ってくれる生き証人」で、大正中期まで白砂の積み出しに活躍した機帆船が係留されていたそうです。南海地震で地盤が70㎝下がったので、今では数時間しか岩礁上にあらわれませんが、台風の荒波にも倒されずに頑張ってきたものです。権現崎の近くに1本、円月島の近くに2本、江津良漁港の近くにもあり、10本近くは見つけることが出来ます。お散歩しながら探してみて下さい。


春の海。磯には海藻が生えてきました。

道沿いの磯で釣りを楽しむ人。向かいは番所山です。

カモメものんびり浮かんでいます

浅瀬の棒杭

円月島近くの棒杭,左と手前の岩礁の上

権現崎近くの漁港の中にあります

棒杭の碑 御船足湯の近くにあります

御船足湯

権現崎遊歩道、白良浜へまわって行けます

記念館のゴモジュ。花盛りです。